”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
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がてう さんの抹消車の新規検査


それまでにオートバイのユーザー検査は二度受けていましたが、継続検査ばかりで抹消車を新規検査したことはなく、このサイトに大変助けられました。
今回(2006年1月)の受験車両は9年間不動であった61年式のZG1300です。

長期不動車を現状購入しましたので、それなりの苦労がありました。
しかし、20年間でZ1300に3台乗っていますので、素人ながら知識の蓄積があり、自分でコツコツと修理して、とりあえず問題なく乗れる状態なりました。
乗れる状態になると検査を通したくなるのが人情です。
このあとの整備は検査を通してからでも問題ないと判断し、仮ナンバーを取得して、雪の舞う年末の滋賀陸運事務所に行ってまいりました。
なお、仮ナンバーは4輪用のサイズですのでねじが一本しかとまりません。もう片方は針金でウインカーにくくりましたが、よく外れて苦労しました。

当日は年末のためか、込み合っておりました。特にプロの方が多く、ユーザー車検は私ともう一人だけでした。
最初の受験車両は、複数台のバイクを持ち込んでおられるRBさんで、これを見ておけば参考になると思い注目しました。
しかし、一番の注目していたヘッドライト検査(一回目)はほとんどの車両が落ちており、プロも普通に落ちることを実感しました。
それまでの検査は自宅から近い京都陸運事務所で受験しておりました。
京都では試験官が付き添ってくれて、光軸が低いとか高いとか教えて下さったのですが、滋賀では自分一人で進めなければならないのでとまどいました。

一回目でヘッドライト以外合格しましたが、どの方向にずれていたのか最後に試験管に教えていただけると思っていたところ、その場でモニターを自分で確認しないとわからないといわれました。

新規検査の際は外寸測定があるかも知れないと思っていたのですが、一見してフルノーマルと見られたらしく、「すべてノーマルですよね。」の一言で終わりました。

2回目はもうひとりのユーザー車検の方と協力して、検査中にモニターを覗いていただきましたが、光軸が低すぎてやはり落ちました。
4回目にやっと光軸はあったのですが、なんとテスター中にエンストしてしまい、ライトが急に暗くなり光量不足?で落ちてしまいました。
もうひとりのユーザー車検のかたが4回目で合格されたため、5回目からは一人で検査を受けましたが、光軸か光量不足かわかりませんが落ちつづけました。
最後までヘッドライト検査を繰り返していたRBさんのドカも7度落ちて諦めて持ち帰られましたので、これは光量不足違いないから駄目かも知れないと思いました。

調子が悪いシビエのライトリレーをはずしたのが良くなかったのか、ゴールドバルブだから駄目なのだろうか、原因がわかりません。
とにかくバッテリーは新品でアースは引きなおしたので旧車にありがちな光量不足はないと思っていたので非常に不安になりました。
そうこうしている間に検査終了時間が近づき、今度落ちたら諦めざるを得ないと思いました。

8回目は駄目もとでライトの固定ねじをめいっぱい緩めて、ライトを手で動かしテスターにあわせて光をそちらに向けるとの暴挙にでました。
そして光量が落ちないよう、ファーストアイドルでエンジンをふかし続けました。
そうしつつも「こんなので受かったらちょっと無茶苦茶だ、受かる訳はないな」と思いましたが、なんと合格。長い受験が終りました。

結論として、事前にいくら整備していても、ヘッドライト検査が最大の難関だということを痛感しました。
このことを考えると継続検査の時はやはり京都で受けたいと考えております。
(偶然かもしれませんが、親切な試験官でその場でモニターを見ながら合格範囲に入るように現場で光軸調整の指導をしていただけましたので。)

なお、初経験の仮ナンバーの取得方法についてはこのサイトがあり非常に役立ちました。終って見ると、8回落ちたのも良い思い出となり、楽しく思われます。

皆さんも是非チャレンジしてください。

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