”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
ユーザー車検:Worlshop 2&4

まっくす さんのユーザー車検体験談 I

2011年5月
前日に点検記録簿の内容に従って点検を実施。

不測の事態に備えるためもあってすいている第一ラウンドをネットで予約(予約番号をメモ)。

当日8時30分前に事務所に到着。始業直後らしい窓口で検査票がほしい旨伝えると、検査票のほかに税額を記入した重量税納付書をくれ、検査手数料と重量税の証紙、印紙のほか検査申請書の購入場所を教えてくれる。

事務所の隣の建物で申請書と証紙等を入手後、事務所に戻って書類作成。

書類作成台に記入見本があるので持参した車検証を見て申請書に鉛筆で記入。検査票と重量税納付書はボールペンで記入。
検査票、検査申請書、重量税納付書、車検証、自賠責証書、自動車税納付証明書を検査受付窓口提出。

しばらくすると、検査が終わったら再提出するところ(箱)を教えてくれて、提出した書類一式を返される。検査開始時間になったらラインに入るよう指示される(青森支局では二輪車は一番北側の専用ライン)。

ライン入り口で待っていると中に呼ばれて検査開始。

書類一式を提出、エンジン停止しハンドルロック、走行距離と車台番号、エンジン型式の確認後、上下ヘッドライト、前後ブレーキ、左右ウインカー、ホーンを指示に従って作動させる。

ここで前後ホイールのナットなどのハンマーでたたいて緩みの確認。
ほかにもミラー、ステップ、フレームなどいろいろさわったりゆすったり。

続いてエンジン始動、車両にまたがって機器による検査を開始。

まずはヘッドライトの検査。床に引いてある線に沿って車両をまっすぐに進入させるよう指示がありハイビームで検査開始。
私のGTS1000Aはハイビームのみが二灯式なのであらかじめH3側を目隠し済み。

まずH4側で検査、上に18センチずれていて、基準の10センチ以内に収めるにはあと8センチほど下げるようにとのこと。
ついでH4側を目隠ししてH3側を検査、こちらは合格。

次はブレーキとスピードメータの検査。

前方に進み、コース中央にある溝に進入。このときスピードメータの検出輪を聞かれたので前輪と答える。

指示に従ってゆっくりローラーに前輪を載せると前ブレーキをかけるようにいわれるのでしっかりブレーキをかけるとローラーが動いてすぐ検査終了。

ブレーキを解除するよう指示があり、スピードメータの検査が始まる。

前輪の両側から小さなローラーがでてきてタイヤを支持、ローラーが回転し始める。検査員がスピードメータを見ながらゆっくりとローラーの速度をあげていき、40キロで終了。(検査機器にスピードがデジタル表示されるのでここで誤差がわかる。)

前に進んで後ブレーキの検査。前輪同様しっかりブレーキをかけて検査。
前に進むよう指示され、ここで検査終了。

ヘッドライトのみ再検査、整備後再受験するよう指示される。

検査票のブレーキなどの欄は合格の印が押されてあったが、ヘッドライトの欄だけ赤ペンでX、上18センチと記入してあった。

自分で目分量で調整してもよかったが、適当な場所がなかったのと再々検査になるのがいやだったので、さっさと支局北側の予備検査場に直行、H3側を目隠ししたまま調整してもらう。一度受験してきたのかと聞かれたので結果を伝えると調整しながら「まっすぐに入らないと左右もひっかかったりするんだよね」。
だめならまたくると言い残して再入場。

ライン入り口で待っていると先ほどの検査員がでてきて車台番号を再確認後再検査開始。H4側のみ再検査。すんなり合格。
出口のところにある窓口に書類を提出して総合判定を受けるように指示される(四輪車のラインを横切るので注意)。

すぐ書類を返してくれるのでそのまま事務所の検査受付窓口へ提出。
しばらくすると新しい車検証と検査標章が交付され、自賠責証書などを返してくれる。

これですべて終了。点検記録簿の提出は求められませんでした。

第一ラウンドですいていたせいもあって予備検査時間を入れても1時間かからなかったので、前もって予備検査を受けておけば20分程度でしょう。使用者本人の場合は検査申請書認印はなくてもいいです(署名でもよいので)。

私の場合は節約のため事前に予備検査を受けずに受験し、光軸検査で不合格となり、結果として費用の節約にはなりませんでしたが、これは受験前に前に前後サスをオーバーホールしていたため、車両の姿勢が変化していたためと思われます。

窓口での職員の対応も丁寧だし、普段から点検と整備を行っていれば十分対応できるので、時間がとれる場合は自分で検査を受ける意義は十分あると思います。

また、私のGTSは対象外ですが、外観検査の際に排ガス検査がありますし、騒音規制にひっかかりそうな爆音マフラーの場合は騒音検査がありますが、よほどの音量でない限り大丈夫とのことでした。制動灯や方向指示器の点灯面積で不合格となった例もあると聞いていますのでカスタム車の場合は注意が必要かもしれません。

検査中はいろいろと指示があるのでヘルメットはかぶらないほうがよいと思います。書類の持ち運びに便利なのでクリアファイルなどを用意しておいたほうがよいでしょう。私は書類をクリアファイルにはさんで肩掛けバッグに入れていきました。

Produce by Tak34