”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
ユーザー車検:Worlshop 2&4

でんでらーさんの広島陸運支局でのユーザー車検体験


平成21年5月継続検査 平成17年式TDM900

 広島陸運支局の情報が少ないので先日の体験を書き込みいたします。
昨年8月に別のバイクのユーザ車検を岡山で受けましたので、まだ1年経っていませんが、初めての車検場なので準備は万全を期しました。

 事前に行った事は、12ヶ月点検項目全てを自分で行いました(排ガス以外)。結果、調整が必要だったのはチェーンとブレーキ調整だけでした。大型バイクは他人にとって危険な存在なのでハンドリングと制動関係は特に真面目にやります。

 あと、鬼門のライト光軸ですが、私の場合夜にやるとビームの中心がつかめないので昼間に2m位の至近距離で確認しました。

 4月は仕事の都合で休めないのでGW期間中の平日の2ラウンドを予約しました。

当日の流れ

 先ず、7番ユーザー車検窓口に行き、「ユーザー車検受付のご案内」と「重量税納付書」をもらう。

 隣の建物に移動し、ocr用紙と印紙・証紙を購入し重量税証紙を貼り付け、用紙に記載し共済保険加入手続きを行います。(※1)

 7番窓口に戻り「自動車検査票」をもらい印紙と証紙を貼付し記載。

 再度、7番で全ての書類をチェックしてもらってから「自動車検査票」、現在の「車検証」、「点検記録簿」の3枚を持って(その他は仕舞って)、検査場へ移動。

 検査場のバイクは1番左の二輪コースです。

 行くと誰もいませんでしたがエンジンを止めて書類のチェックをしていると検査官殿がおもむろに出てきて「知っているか?」と言われ「初めて」と答えました。(※2)

 「じゃ検査台に」と言われ、押して検査台に進む。次にエンジン始動指示あり、検査官の言うとおりウインカー、ライト切り替え、ブレーキランプ、ホーン等操作を私が行い検査官が確認。

 「排気ガス試験をするので黒い棒をマフラーに差して」との指示でその辺にあった黒い棒をマフラーに差し込むと計測開始。
 検査官はその間ブレーキやクラッチの遊び等を自分で確認していました。

 エンジン停止の指示でエンジンを停止し、テストハンマーで各部のゆるみチェックと車体番号確認完了。

 「じゃエンジン掛けてブレーキ試験だけど、メーターはどっち?」と聞かれ「多分後ろです」と返答するとパネルの検査官がパネルの「後輪ボタン」を操作。多分忙しい時はこれは自分で操作するのだろうけど。読めば簡単そうなので心配はいらなさそうです。パネルはスピード検知輪やライトの2灯式などを選択します。

 あとは、目の前の電光パネルの指示のとおりにブレーキテストやスピードメータテストを行います。スピードメータは40km/hになったらペダルを踏む操作を行いますが。これには検査官もしっかり横で見ていましたのでごまかせません。

 次は光軸テストですが、「ここのテスターはどこに光が当たっているか殆ど判りらないので、その場でハンドルを押さえたりして切り抜けるワザは使えないなー」と思っていたら「○」が出て終了。(※3)

 検査官から「これを総合判定所に出して確認してもらって」と書類の返却を受け判定所に移動。

 判定所で確認してもらったら、再度7番窓口に全ての書類を提出したら、新しい車検証と返却書類が帰ってきます。
 以上で終了ですが、全ての手続きで約30分位でした。

 GW期間中と言うこともあり、支局は空いていました。これはラッキーですが、窓口の担当者も休んでいるらしく、応援の係員が不慣れな様子で一生懸命やっていました。

 今回もユーザー車検でしたが、私の場合全てではなく必要に応じて信頼の置けるショップに見てもらいます。しかしながら、大手のバイク屋さんでも担当者によっては「任せたく無い」レベルの人が多いです。

今回、引越で移って来ましたのでショップを決めていませんので自分で受けることを選びました。ユーザー車検は安くて良いですが、バイクは他人にも危険な乗り物なので、整備に自信がなければお金を払ってそれなりの整備を受けた方がいいと思います。

 
以下注釈

(※1)以前、岡山で受けた時は加入手続き中に別のおばさんが「書類見てあげる」といって一式書類を見てアドバイスしてくれましたので。今回も期待していましたが。。。ここで入る意味は薄いなと実感。

(※2)係官とのやりとりは論理的で嫌みのない感じです、もちろん常識程度の敬語は使います。

(※3)400cc位のバイクだとハンドルに体重を掛けるだけで光軸がずれるのでとっさに修正するという意味で、反則を使うという意味ではありません。



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