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あおちぱぱ の不動車の滋賀運輸支局で予備検査、同日京都運輸支局で新規検査

20076月に家内用に不動のCB400SFを購入しコツコツと整備して、平成19年8月9日に滋賀運輸支局で予備検査、同日京都運輸支局で新規検査を受け、ナンバーを取得しました。同時に搬送用軽トラの継続検査も行いました。

バイクは、平成5年製造のCB400SF免許教習車で平成12年頃から動かした形跡が無く、手に入れた時は、タイヤ溝無、バッテリー無、ミラー無の状態で当然不動でした。

早速、キャブを分解清掃、仮バッテリー接続で何とか始動しました。タイヤ・ドライブチェーン・エンジンオイル・ブレーキオイル・クーラントなどを交換しなんとか検査を受けられる状態になりました。多少不安だったのは、ヘッドライトで、免許教習車は市販車と異なり、ヘッドライトが小さくまたバルブも小型なので、そのまま検査が通るか心配でした。

私は京都府内に住んでいますが、このバイクの整備は滋賀の実家で行っていましたので、滋賀運輸支局で実車の予備検査を受けて、京都運輸支局で書類のみの新規検査を受ける計画をしました。人から見れば、「無駄な」と思われるかもしれませんが、実車を滋賀から京都へ運ぶ手間などを考えてこの方法にしました。

まずは、インターネットで検査日の予約ですが、10開庁日前から予約できるのですが、かなり混んでいるため早めの予約が必要です。
予約日が訪れ、いよいよ検査です。父の軽トラが継続検査を迎えるのでこの軽トラにバイクを乗せて、軽トラとバイクのダブル車検にしました。

9時頃に守山市にある滋賀運輸支局等に到着しました。とりあえず、バイクを降ろして、まずは関係団体棟へ行き、軽トラの検査料(1,400円)、重量税(8,800円)(自賠責は事前に加入しておきました。)、バイクの検査料(1,400円)の納付を済ませます。

バイクの検査の予約は10時からなので、先に軽トラの継続検査へ行きました。軽自動車検査協会は、比較的空いているので、すぐに検査になります。二つあるレーンの内、「マルチ」へ入りました。やはり、あまり経験がない人にとっては、「マルチ」がいいと思います。サイドスリップ、スピードメーター、ブレーキ、ヘッドライトの検査と淡々と進みます。いずれも「○」でした。テスターを下りると排気ガスの検査と同時に同一性の検査が行われました。リフトに乗ってライト、ワイパー、クラクションの検査に続き、リフトアップします。子供を連れていましたので検査員の方が「リフトアップにお子さんは乗せなくていいですか?」とまで聞いてくれました。リフトアップして、下回りの検査でブレーキを踏んだり、ハンドルを切ったりします。リフトダウンして、書類を検査して、検査終了。軽自動車検査協会事務所棟に書類を持っていって、軽トラの継続検査終了しました。

次はバイクの予備検査です。検査はどうやら一番奥の「0レーン」ですが、10時15分からしか始まらないのでしばらく待ちます。

時間が来て、前の構造変更らしき自動車が検査に入っていきます。次は私の番なのですが、しばらく躊躇していると検査員が呼んでくれます。関係書類をタンデムベルトに挟んで、いざ検査です。

まずは、スピードメーターの検査です。ローラーに前輪を乗せ、足でスイッチを踏みます。前輪が回り始め、40q/hになったらスイッチをはなします。「○」。検査員が付ききりで教えてくれます。

次は、そのまま前ブレーキの検査です。スイッチを踏むと始まります。「ブレーキをかける。」でレバーを握るのですが、思いっきりかけると、つい後ブレーキも踏んでしまうから不思議です。「ブレーキをはなす。」で検査が終わり、「○」。

後ブレーキの検査は前進し前輪のあったところに後輪をもって来て、前ブレーキとほぼ同じことをします。こちらも、ついレバーを握るので不思議です。思いっきり握って踏めば、ブレーキはだいたい通ります。ここも「○」。

また前進してヘッドライトの検査です。実は何回と無くバイクの車検をしていますが、ヘッドライトの検査を受けるのは初めてで、しかも、整備は正面からヘッドライトの付き具合を見て、1メートルぐらい先の壁にあてて見たぐらいで何もせずのトライです。

指定線までヘッドライトをもっていって、上向き点灯して、足下スイッチを踏むと検査が始まります。ちょっと、ドキドキで受検します。ネット情報によるとシートに着座するしないで合否が分かれるようなことすらかいてあるのですが、検査当日は全く頭から飛んでいて着座のまま検査しました。
前輪が固定され、検査機が左右前後に移動し、ダメかな・・・思った瞬間、「○」。「へ?」。3回ぐらい調整のし直しを覚悟して、工具も一式持ってきたのに、何事もなくヘッドライトの検査終了でした。

検査員から前に進めるように指示があり、そこで、ヘッドライト上下、ブレーキランプ、方向指示器、ホーンなどの検査を指示どおりに点灯し行います。
バイクから降りるように指示があり、下りるとプラスティックハンマーでネジを叩いての検査です。主にアクスルボルト、ブレーキ取り付けボルトを中心に検査されます。

終わると書類を見て、「全くの新規ですか?」と質問され、「そうです。」と答えると、「どこかで走っていたのですか?」と聞かれ「元教習車です。」との答えに、「なるほど・・」と納得していただきました。

免許教習車のランプ類は検査が通りませんが、バンパーは指定部品でもあり、ハンドルより外に出ないので付けたままで検査に望んでいました。検査員は書類(完成検査終了証)を見ながら、メジャーでバンパーやハンドルを測り、「バンパーはハンドルより出ないのですね。」と言われ、「はい。」と答えて、検査は終了しました。

運輸支局に書類を提出すること約10分、予備検査書が交付され、予備検査終了しました。

当日は、バイクを乗せた軽トラと家内と子供を乗せたワゴンRでしたので、軽トラはバイクを乗せておじいちゃんと上の子がそのまま実家に帰り、私と家内、下の子はその足でワゴンRで、京都運輸支局へ新規検査に向かいます。新規検査と言っても予備検査が終わっているので、書類審査だけです。

京都運輸支局に付くと関係団体棟へ行き、重量税(7,500円)、自賠責36ヶ月(27,650円)の納付を済ませます。
平成5年製造の古いバイクですが、届け出るのは今回が最初なので、初回の検査証の有効期間は3年になります。
運輸支局に書類を提出し約10分、検査証とシールが交付され今回の一連の作業が終了しました。

軽トラの継続検査、バイクの予備検査、新規検査でほぼ1日費やしましたが、お安く済ますことが出来て満足です。
2007年9月にはCB750の継続検査もあるので、今度も検査場での検査にしたいと思っています。

今回は少し「ラッキー」な部分(ヘッドライト)もあったので次回はしっかり整備の上、受検したいと思います。

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