”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
ユーザー車検:Worlshop 2&4

T・サトー さんの八王子自動車検査登録事務所での初めてユーザー車検(継続審査)に挑戦!

2009年6月、八王子自動車検査登録事務所で初めてユーザー車検(継続審査)に挑戦してきました。

■ 事前準備

出来る限り、車両整備をしておきます。
検査し易い様に洗車は当然です。
下回りでオイル漏れなどは論外。

消耗品の交換、特にタイヤはスリップラインが出ているのは論外。
整備記録簿の作成も忘れずに。

ネットから記録簿のフォーマットを落とす事も出来ます。(二輪用)
参照:http://annai-center.com/pdf/kirokubo.pdf

そのほか、車検証、自賠責保険証、自動車納税証明書が必要になります。
A4サイズのクリアファイルなどにまとめて置くと、現地やラインで便利です。

■ 事前予約
僕は、午前中の2ラウンド(10:15〜)にしました。
ここで予約確認のメールが返信されます。
それをプリントして、クリアファイルにまとめておきます。

■ 検査場の下見
当日に慌てないように、1時間前には入ります。
書類作成、自賠責の購入を済ませた後、1ラウンドの検査風景などを見学する為でもあります。
また、検査場内の建物の配置、役割は以下が分かり易いです。
参照:http://homepage2.nifty.com/K-Jackpot/camp/explain1.html

必要書類の購入/作成、自賠責の購入
建屋に「D」と付いている、「陸運賛助会」に入ります。

そこの受付にユーザー車検で初めてである旨を伝えた後、「単車の継続審査に必要な書類、印紙一式と自賠責をお願いします。」と伝えます。
ここでは法定費用と書類代で\6,700-。

受付から代書の案内を受けます。

僕は初めてなので、記載ミスなどつまらないところで引っ掛かりたくなかった為、代書を頼りました。次回は自分でも良いかも。
この時、クリアファイルごと預け、車体色と走行距離を聞かれます。
代書代は\1,300-。
自賠責は24ヶ月で\13,400-。

■ 納税確認
諸々の書類を受け取り、次に建屋に「E」と付いている、「三自協」に入ります。
納税確認の窓口にファイルごと渡し、必要書類に確認印を押してもらいます。

■ 検査受付
次は建屋に「A」と付いている、「自動車検査登録事務所」に入ります。
そこの右から1番目の窓口にファイルを提出し、ユーザー車検で初めてである旨を伝えます。各書類確認後、検査ライン1番に向かうよう伝えられます。

■ ライン検査‐外観等
ラインの入口で検査官に、ユーザー車検で初めてである旨を伝えてからファイルを渡し、検査が始まります。
前から、ハンドルロック、ライトHi/Lo、ホーン、ウィンカー。
後ろに回ってナンバー灯、ブレーキF/R。
ハンマーの打診で緩み検査も行います。
僕はここまで。

排気系をいじっていると、音量検査が入っていました。
ポジションランプが色付きで引っ掛かっている人もいました。

■ ライン検査‐ブレーキ、メーター
検査器に乗せる前、検査官にスピードを拾っている車輪の前後を伝えます。
流れはこちらのHPの記述と同様です。

■ ライン検査‐排気ガス成分
ラインを前に移動する際、右側のレーンに合わせます。
排気系をいじっていない為か、ここは素通りの指示が出ました。

■ ライン検査‐ヘッドライト
検査官の指示に従い、ヘッドランプの位置に合わせて停車します。
流れはこちらのHPの記述と同様です。

ここで、僕は光量確保の為にエンジン回転数を上げましたが、特に注意は受けませんでした。
ここでライン検査は終了。

ファイルを受け取ったのちラインを出たら、邪魔にならないところで停車します。

■ ライン検査‐合否判定
検査ライン3番出口スグにある窓口にファイルを提出し、判定印をもらいます。

■ 継続申請
建屋に「A」と付いている、「自動車検査登録事務所」に戻ります。
そこの右から2番目の窓口にファイルを提出し、確認してもらいます。

■ 車検証発行
混んでいなければスグに、その左隣の窓口からファイルと新しい車検証が渡されます。

以上でおしまいですが、実際はヘッドライトで一度落ちています。
その時の流れは…

■ ライン検査‐ヘッドライト
光量不足を指摘されました。
検査官からそれ以外は問題無い旨を伝えられ、ファイルを受け取りラインを出ます。

■ 予備車検場
田中自動車予備検査場 TEL042-642-7828
僕はこちらでヘッドライトテスタのお世話になりました。
場所はau助手席ナビでも出ました。

検査場を出て、八王子IC方面に走り、R16バイパスに入り陸橋を上ると右手に看板が見えます。Uターン出来るところで戻って、バイパスから側道にそれるとたどり着けます。
こちらの方がとても親切で助かりました。

単車/一灯の調整で\2,400-でした。
光軸はこちらで紹介されていた手順で、ほとんど出ていました。

ただ、古い車両は電装の経年劣化からか光量が落ちている場合があります。
こればかりはテスタでないと判りません。

■ ライン再検査‐申告
再度、検査ライン1番の入口に直接向かいます。
そこで検査官にファイルを渡し、再検査である事、ライトだけである事を伝えます。
そうすると、ライトテスタまで誘導してくれます。

■ ライン再検査‐ヘッドライト
前述と同じ検査を受けます。

■ ライン再検査‐合否判定
落ちていなければファイルを受け取り、前述と同様にラインを出て、同じ窓口にファイルを提出し、判定印をもらいます。

以下、前述と同様です。
全てが終わった頃には11:30を回ったところでした。
落ちていなければ、当然もっと早くに終わっています。

慣れている人にはなんて事無いのでしょうけど、初めての僕は無駄に緊張しますね。
多分、休みを取っている事から再検査を他の日に出来ない等がその要因かと。

それと、これまでの整備の過程や工数を顧みると、キチンとしたショップの整備を含んだお代は妥当なコストだとも思いました。
ただ、ユーザー車検代行にお願いするなら、自分でやった方が良いかと思います。

今回の一連の整備から継続審査まで、自分でやってみて思う次第です。

参考にしたHPでも述べられていますが、お金の為だけでユーザー車検を用いると、不整備車両予備軍が巷に溢れる事になります。
その辺を鑑みて、今後はユーザー車検を取り入れたいと思います。

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