”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
ユーザー車検:Worlshop 2&4

さっちんさんの品川(鮫洲)にある東京運輸支局でのユーザー車検


「2009年10月、品川、1回の検査料で検査は3回まで制限に注意」

■はじめに

 私の体験談では、2009年10月現在で、2年前(2007年10月)のユーザ車検と比べて変わったのかなと思われることを主に記述します。

 品川(鮫洲)にある東京運輸支局での申請方法や検査に関する基本的な手順は、他の方の体験談の通りだと思います。

■バイク
 20年以上前のCB750Fで、現在は改造無しのノーマルです。

■ユーザ車検経験
 8回経験の自称ベテランのつもりでしたので、国交省関連サイトで簡単に調べ自賠責保険料が安くなったなくらいと甘く見ていました。

■ユーザ車検前整備
 毎回同じように点検整備記録簿(整備手帳)の項目にチェックを入れながら、自分でバイクを点検し、できる範囲で整備しました。

■前回2007年10月に行ったユーザ車検と比べ変わったこと
 私にとって重大な変更内容は2008年9月1日から、1回の検査料で検査ラインに入れる回数が3回までの制限になったことです。
 今回の車検後にこのサイト

http://workshop.jpn.org/inspection/inspection_02.htm

 で初めて知りました。
 (国交省関連のサイトからは、私にはこの制限事項が見つけられませんでした)

 つまり前回同様に今回の車検でも苦労したヘッドライトの検査も3回までの制限となり、3回目のヘッドライト検査で「×」の判定がでると、同じ日のヘッドライトだけの再検査でも、別途検査代金1,300円が発生しますので注意が必要です。

 前回(2007年)は、ヘッドライトの検査は同じ日であれば検査回数に特に制限はなかったようで、恥ずかしながら私も5回目でやっと測定機械君から合格「●」判定を頂戴しました。

 この1回の検査料における検査回数を3回までに制限する規定は、私のような、ライトの検査くらいなら検査回数をこなし現場で調整と安易に考える迷惑な検査ユーザへの対策なのでしょう。
 仮に検査官の立場で考えてみると納得できます。
 私も反省します。

■車検場でのヘッドライト検査体験談
 予約を入れた第4ラウンドの開始時間前に少し余裕を持って車検場に入りました。

 検査ライン1回目終了後、前回同様ヘッドライトのみ不合格になりました。

 自身で調整の後、ヘッドライトのみの2回目の検査も「×」判定でした。

 そして3回目の検査ラインに入るとき検査官に「検査は3回までです。
 不合格の場合は別途検査料が発生します」旨を言われ、初めてユーザ車検に来たときの緊張感がよみがえりました。

 そんな制限聞いてないよ〜と思いつつ再び調整の後、祈る気持ちで3回目のヘッドライトの検査に入りましたがここでも判定は「×」。

 太陽も傾きはじめ今日は解決できないとあきらめかけたところ、バイク車検に来ていた他の方から、車検場前の大通りの向かいにある民間整備工場で光軸調整を行ってくれることを聞き、その整備工場で調整をお願いしました。

 ※ 車検場の検査官は他の民間整備工場との公平の立場からか、目の前にある民間整備工場で調整してもらえるとは、一言も言ってくれませんでした。

 その民間整備工場では、車検場と同じような測定機械を使って丁寧に調整を行ってもらい、一灯型のライトで税込み1,680円を支払いました。

 調整後は車検場に戻り、2階の車検受付窓口へ行き、ヘッドライト検査のみ不合格の旨を話すと、別棟で検査証紙を買ってから、またこの窓口に来なさいとのこと。

 別棟で検査証紙(複数証紙で合計1,300円)を買い、1回目の証紙が貼り付けてある申請書の横に新たに買った証紙を貼り付けてもらい、元の棟の2階の車検受付窓口へ戻り事務手続きを受けました。
 ※ ここで新たな申請書等へ、自身での記入は必要ありません。
   証紙切手を買って貼るだけです。

 その後、閑散とした検査ラインへ戻りヘッドライトのみ都合4回目の検査を行い、全ての検査が完了できました。

■費用
 ・2年分の自賠責保険料 13,400円(前回は20,240円でした)
 ・申請書類一式 25円(これを売る専門の人がいます。税金の無駄遣いでは…)
 ・重量税印紙代 5,000円
 ・検査登録印紙代 400円
 ・審査証紙代 1,300円
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  一発合格時の総費用 20,125円

 [初めての想定外出費]
 ・ヘッドライト光軸調整費 1,680円(車検場の道路向かいの民間整備工場にて)
 ・検査登録印紙代 400円
 ・審査証紙代 900円

■その他、感想
 ・午後の最終ラウンドのためか検査ラインの待ちは1,2台ほどです。
  ヘッドライトのみの再検査時には私専用ラインになってしまうくらいで、こんなところにもバイク人口の減少を感じました。

 ・点検整備記録簿(整備手帳)への記載は必要ですが、まったくチェックされませんでした。(記録簿に沿って点検、署名し印鑑まで押したのに)

■最後に、次回のユーザ車検に向けての教訓(自戒)
 ・ヘッドライト検査は意外と(特に私には)鬼門になる場合がある。

 ・現場の検査官に一回の検査料での不合格回数の制限を確認し、
  今回(ヘッドライト検査)のような場合には、1または2回目の不合格の後、当日中に自身の調整で合格できないと判断した場合は、有償でも素直に車検場の道路向かいの民間整備工場を利用する。
  ※ 前述のように3回不合格になった場合、別途検査料が必要になるため。

 ・想定外の不合格に対処するため、最低限の必要工具を持参し、検査時間の予約も余裕を持って午前中のラウンドにしたほうがよい。

 ・本来は当たり前のことですが、ヘッドライト光軸の事前点検は必須。
  「Workshop 2&4」様のサイトを参考にし、ある程度光軸調整できるようにする。
  このサイトは、今回の車検後にGoogle検索で知りました。
  分かりやすいサイト作りでユーザ車検のハードルを低くしてくれると感じました。
  次回の車検時にはまず本サイトをチェックすること。

 ・また、Viperさんの体験談を読み、電柱にヘッドライトを当てて確認する方法には、なるほどと思いました。(狭い町であり、近くに堂々と利用できる壁がないため)

以上です。

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