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ヘッドライト検査 (2)

2. ヘッドライトの検査

検査風景検査は、右写真のように計測器(緑の○)がバイクの前に出てきて、バイクの真正面で上下左右に小刻みに揺れながら光軸・光量が基準値を満たしているかチェックします。

時折、フリーズしたかのような動きを見せますので少し心配になります。この検査の一番厄介な点は、「光軸・光量」とも基準を満たしていたら合格(電光掲示板に○が出る)なのですが、不合格の場合「光軸・光量」の両方が悪いのか、どちらか一方が悪いのかが分からない点です。

つまり、再受験の際に「照射光度・光軸」のどちらを整備し直したらいいのかがすぐに分からないのです。

3. 前照灯の照射光度が疑わしい場合

まず、「前照灯の照射光度」に関しては、バルブの交換をすることで防ぐのが一番確実な方法でしょう。

なお、バイクによってはヘッドライトのレンズ部が樹脂でできているものがあります。この樹脂でできているものに関しては、経年変化で光量が不足してしまうケースもあるようです。レンズ部に曇りがある場合は、こうしたことも疑ってみて、事前にバイクショップなどと相談して、交換すべき場合は交換しておきましょう。

また、一定期間使ったバルブは、寿命が来ていなくても交換すべきです。バイクの場合、エンジンが動いている間はライトONになっているのが普通(最近のバイクは切ることができない)ですから、一定距離を走った物は惜しみなく交換しておきましょう。

なお、最近では、車検に受からないような大光量のライトバルブが売られているので、自分のヘッドライトのバルブが規定値以内なのかも予めチェックしておくといいでしょう。

私がユーザー車検を勧めるのは、ユーザー車検で浮かしたお金をこうした部品に使って欲しいからです。ライトの場合、切れれば(汚れたら)換えるというも決して間違いとは言いませんが、バルブに限らずフロントフォークのオイルやブレーキオイルも一定時期が来れば換えることで、目に見えないけど自分にプラスになるからです。お金は有効に使いましょうね。

では、光軸が疑わしいケースはどのようなものが考えられるかを次のページで考えてみましょう。
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