”workshop”とは、「自主的に活動させる方式の講習会」という意味です。あなたも自己責任でユーザー車検に挑戦してみませんか。
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ユーザー車検(継続車検)のメリットは?

ユーザー車検のメリットとは、なんと言っても費用が安く済むということでしょう。基本的に修理を要するような箇所がなければ、法的費用(検査申請書類等、検査手数料、自動車重量税、自賠責保険料)だけで済むからです。しかし、普段から満足な整備をしていない人は、この金額プラスアルファの部品代がいると思っていただけばいいと思います。

では、具体的に法的費用とは幾らくらいかという話になると思いますが、その金額は次の「車検に必要な費用」で詳しく説明しますが、バイク(小型二輪車)の場合ですと、およそ3万円でお釣りが来る(2004年1月時点)という計算になります。

整備工場等に「継続検査」を依頼した場合ですと、この金額に加えて「12ヶ月点検・整備料」と「車検代行手数料」などで約2万円以上の費用が必要になってきます。また、すべてのショップ、整備備工場等がそうだとは言いませんが、次の車検まで持たないと想定される部品は交換されることも回避できます。

あくまで極論ですが、後1,000km後に交換時期に来るブレーキパッドなどは交換するのが普通でしょう。確かにギリギリまで使うのはいいことではないので、安全マージンを考えた場合交換してもらった方がいいとは思いますが、その人の使用条件で交換時期は変わります。

また、プラグやオイルなどは少し走ればショップにはどの程度走ったのか分からないので、交換時期になっていなくても換える場合もあるようです。これは、いつ交換したか予め言っておけば回避できるとは思いますが、こういった消耗品の場合バイクの場合、車種によって異なりますので、交換時期(もちろん安全マージンを見た距離の話)まで使いたいのは人情でしょう。

この様にある程度バイクや車のメカ知識があり、普段からしっかりメンテナンスをしている人には、ユーザー車検は大きな節約になります。メカ知識といっても整備士の免許をとる訳じゃないですから、定期点検に専門知識は不要です。

余談ですが、私は整備の免許なんて持っていません。2004年現在、息子のバイクも含めると、車検が必要なバイクが3台と、自動車・軽自動車があるので必要に迫られてユーザー車検を行っており、自分で手に負えない(専用工具が必要な)修理などは素直に整備工場等に依頼しています。

つまり、自己責任を全うすれば法定費用以外の車検費用が確実に節約出来るわけですから、ユーザー車検を受けるメリットはこの金額を節約出来るという部分に集約出来ると思います。

なお、「ユーザー車検にメリットがある」、「安く済む」にこだわるのはけっこうですが、あくまで普段からしっかり整備点検をしていて、必要な時期に必要な部品交換、整備を行っている人を対象にしていますので、交換すべき部品を交換せず、点検も行わず「安く済む」だけにこだわる人はユーザー車検を受けないで下さい。自分や他人の命を守るための整備が出来ていないバイク(自動車)が公道を走るのは賛成出来ません。

加えて誤解の無いように書いておきたいのですが、「バイクショップや整備工場等に車検を依頼した場合は損をするのか?」というと、一概にはそうとも言えない事も理解しておいて下さい。これは、自分で出来ない(自信がない)整備をプロに任せることはけっして損とは言えないからです。

つまり、もし仮に自分で交換が必要な部品などの交換や定期検査が出来ない人は、継続検査前に一般的な整備(悪い部分を換える修理として出す)点検として、ショップや整備工場などに依頼して、継続検査は自らが行うという方法もあります。交換が必要な部品などは、車検に関わらず交換すべきですから、この方法ですと「検査代行手数料」が節約出来ます。
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